2015.07.24
  • スキンケア

赤ちゃんも安心して使える日焼け止め、ちゃんと使っていますか?

アイキャッチ
「ちょっと買い物に行きたいけど、炎天下の道を30分歩くんだよね…。」
ジリジリと照りつける日差し。大人でも辛い夏の外出、赤ちゃんはさらに辛いはずです。

生まれたての赤ちゃんの皮膚はプルプルで触り心地が抜群。しかしその分しっかりとケアしないと、紫外線を吸収してダメージが受けやすくなります

でも新生児の肌に日焼け止めを塗るのをためらってしまうママもいるはず。一体、赤ちゃんに日焼け止めを塗っても良いのでしょうか?

日焼け止めの使用・成分について

まずは、赤ちゃんに日焼け止めを使用してもいいのかどうかを説明します。

基本的に新生児~3か月未満はNG

新生児から3か月未満の赤ちゃんの場合、まだまだ体力も免疫力も付いていません。できれば長い外出自体を避けるのがベストです。

新生児の肌はとてもデリケート。短時間の外出をする際は日焼け止めを塗らないで、紫外線が強い時は日傘等別の方法でガードしてあげましょう。

「UV使用の洋服と帽子は欠かせません。」

「ココナッツオイルを薄く塗ってケアしています。」

そんな感じで工夫しているママもいます。

しかしプールサイドやアウトドア等、真夏の10時~15時の時間帯に長時間過ごさなければいけない場合は、日焼け止めを塗らない方が肌へのダメージが大きくなります。赤ちゃん専用の日焼け止めを塗って外出しましょう。

3ヶ月以上の赤ちゃんの場合でも、肌が赤くなりやすかったり、アレルギー体質の赤ちゃんの場合は皮膚科の先生に相談してから日焼け止めを使った方が安心です。

また、初めて使用する場合は月齢に関係なく、パッッチテストをしてから使ってみるのも良い方法です。

パッチテストの方法

① 日焼け止めを赤ちゃんの二の腕の内側に10円玉大くらいの範囲に塗ります。
② 30分後と2日後の2回確認します。
③ 肌が赤く腫れたり、湿疹などのトラブルが見られなければ大丈夫です。

上記を試した上で、可能であれば日焼け止めを使用するようにしましょう。

SPFとPA値ってどんな意味があるの?

日焼け止めに必ず記載されているSPFPA値。この数字が高い方が何となく効き目が強い気がしますよね。そもそもSPFとPA値とはどんな意味があるのでしょうか?

SPFとは、「紫外線UV-B」を防ぐ効果の値を数字で示しています。日焼けや肌の炎症を防ぐ意味があります。一番高くてSPF50+が国内最大の数値となっています。

PAとは「紫外線UV-A」を防ぐ効果の値を数字で示しています。この「紫外線UV-A」は、シミやシワ等、肌が老化する原因だと言われています。ガードしないと肌の奥まで届く紫外線です。

PA++++が国内最大のPAの値。SPFもPA値も数字が大きければそれだけ肌への負担も大きくなります。赤ちゃんの日焼け止めなら、SPFは10~20/程度で、PA値はPA+~++位の数値の商品で大丈夫。

むしろ日焼け止めに使われる成分の方に注目して選びましょう。

>>>SPFとPA値について詳しく触れている記事は「様々な日焼け止めを腕に塗って、効果を試してみました!」

赤ちゃんでも安心して使える日焼け止めとは

赤ちゃんや幼児の皮膚の厚さは、大人の2分の1程度。とっても繊細です。そのため赤ちゃん専用の日焼け止めや石けんが売られています。

色んな種類の商品が出回っていますが、購入の決め手は「紫外線吸収剤」が入っていない日焼け止めを選ぶこと。

この紫外線吸収剤は、紫外線を肌の上で吸収し、化学反応を起こさせて日焼けを防ぎます。
その効果が高い分、肌に負担がかかります。肌の弱い赤ちゃんや幼児に使うのはお勧め出来ません。

赤ちゃんでも安心して使える日焼け止めは「紫外線散乱剤」を使用している商品です。紫外線散乱剤は、紫外線を肌の上で鏡のように跳ね返して日焼けを防ぎます。紫外線吸収剤に比べ、肌への負担はとても少なめです。

その他には、合成界面活性剤や防腐剤や香料などを使っていないか、石けんで洗い流せるタイプかどうかを見極めて購入して下さい。

オススメ!赤ちゃん用の日焼け止め3選

では、赤ちゃんでも安心して使用できる日焼け止めをまとめてみました!ぜひ参考にして、皆さんのかわいい赤ちゃんを夏の強い日差しから守ってあげてくださいね。

ノエビア レイセラ ミルキーベビー UV  税込価格:2,851円

ノエビア
http://www.noevir.co.jp/raysela/pickup_baby.htm
さらっとした使用感、ぬるま湯で簡単に落とせるのにSPF25と日焼け止め効果をバッチリサポートしてくれるのがこちらの商品。

これは小児科医の監修、指導の元に作られた子供のための日焼け止めです。大手メーカーが6ヶ月~6歳の子供を対象にモニターテストを実施して開発されていますから安心ですよね。

「値段がちょっと高いけど、自分の化粧下地としても活躍してくれます!」というママの口コミもアリ。無駄なく最後まで使い切れるのではないでしょうか。

パックスベビー UVクリーム 30g  税込価格:588円

http://www.cosme.net/product/product_id/2930411/pictures/photo/51027
こちらの商品を使っているママは多いのでは?「お医者さんからも良いと薦められました。」というコメントもあります。

ノンケミカル・合成界面活性剤不使用・無添加・無香料・無着色と安全性は抜群。SPFは17です。コスパも良いので初めて使う赤ちゃんには最適です。

マカデミアナッツ油とカミツレエキスが配合されており、のびがよくて塗りやすい仕上がり。赤ちゃんに使いやすいと評判です。

ジョンソン ベビーUVローション  税込価格:667円

http://www.cosme.net/product/product_id/10042908/pictures/photo/1268479

「うちはいつもコレを使ってるよ!」というママも多いメジャーな日焼け止めです。

外遊びが大好きな赤ちゃんにはオススメです。100ml入って値段も手頃。赤ちゃんブランドの代表「ジョンソン・エンド・ジョンソン」の商品ですから、スーパーやドラッグストアには必ず置いてあるかも。

お手頃価格なのにUVカットと保湿のダブル効果が期待できるのも嬉しいですね。石けんで簡単に洗い流せる商品です。

まとめ

いかがですか。赤ちゃんの日焼け止め。使うべきか使わないべきか…。悩んでしまうママも多いハズ。まずはおさらいしておきましょう。

・3ヶ月未満の赤ちゃんは基本的にはNG。使う場合はパッチテストや医師に相談しよう。

・日焼け止めはSPFは20程度で、PA値はPA+で充分。紫外線吸収剤を使用していないものがベスト。

・ノンケミカルで、石けんで洗い流せるタイプを選ぶ。

その日の外での行動時間に合わせて、日焼け止めを使うか使わないかの判断をしてくださいね。
しかし、使わないと思っていてもどうなるかはわかりません。いつでも使用できるようにカバンに1つは赤ちゃん用の日焼け止めを入れておきましょう。

今日も暑くなりそうです。お出かけ前に、是非この記事を参考にして下さい。

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