2016.07.29
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熱帯夜にあなたを救う塩まくら!どんなものなの?どんな効果があるの?

塩まくら_resize

枕の中身に塩を入れたものを、塩まくらと言います。
普通のまくらの中身は、綿や羽毛、そば殻などで満たされていますよね。それらの代わりに、中身が塩で満たされたまくらを塩まくら、と言います。

塩まくらは、いったいどんな目的で使われているのでしょう?何か特別な効果でもあるのでしょうか?

 

塩まくらにはどんな効果があるの?

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引用元 http://aming.blog.so-net.ne.jp/2010-07-01

塩まくらに期待される効果は主に3つ。いずれも夏の熱帯夜にうれしい効果です。

◆効果1:体温を下げる
塩には熱を吸収する性質があります。塩まくらを使えば、首や頭の熱が吸収されていく、ということです。
首には太い血管があり、首を温めれば体温全体が上がり(マフラーの効果)、首を冷やせば体温全体が下がる(塩まくらの効果)、といわれています。熱帯夜にはありがたい塩まくらの効果です。

◆効果2:熟睡できる
人は、体温が下がる過程で眠くなっていきます。お風呂に入ったあとに眠くなるのは、一時的に上がった体温が徐々に下がっていくためです。
これと同じ原理が、塩まくらにもあてはまります。首元の熱を奪えば体温全体が下がるわけですから、眠りにつくスピードも早くなり、かつ熟睡できるようになる、ということ。熱帯夜で眠れない、なんてことも、塩まくらを使えばなくなるかも知れません。
ちなみに熟睡は全身の代謝を良くします。そのため、塩まくらの間接的な効果として美容効果も大いに期待できます。

◆効果3:精神を安定させる
塩は、常にマイナスイオンを発生させています。しかも塩のマイナスイオンパワーはとても強く、森林の約2倍とも言われています。
マイナスイオンは、精神を安定させる効果があることで知られていますね。塩まくらが熱帯夜の興奮状態をおさえて、スムーズに熟睡へと導いてくれるでしょう。

塩まくらの使い方

塩まくらは、普段使っている枕の上に載せる形で使います。二重まくらの状態になりますね。塩まくらにはあまり厚みがないので、二重にしても極端に枕が高くなることはありません。

一晩使用した塩まくらは、次に使用するときまでにしっかりと乾燥させましょう。睡眠中、塩まくらは多くの湿気を吸収しています。日当たりの良い場所に数時間置いて乾燥させたうえで次回の使用に回します。

極端な熱帯夜が予想されている日や、熱帯夜には弱い人などは、塩まくらをあらかじめ冷蔵庫で冷やしてから使ってもOKです。衛生上の問題があるので、ビニール袋に入れた状態で冷蔵庫に入れると良いでしょう。

 

塩まくらは手作りできる

塩まくらは市販されていますが、ハッキリ言って、自分で作ったほうが格段に安上がりです。作り方もカンタン。布に塩を入れて縫い付けて終わりです(笑)。
塩まくらの作り方を、もう少し詳しく説明しますね。

○用意するもの

・塩
・布

ミネラルなどが配合されている塩のほうが湿気を溜めにくいので、なるべく純度の低い塩を選びましょう。また、塩が漏れ出さないよう、キメの細かい布を選びましょう。

作り方

①フライパン等で塩を煎り、完璧に水分を飛ばしてサラサラ状態にします。
②枕の布を縫う。塩モレしないよう、細かく縫うようにしてください。
③サラサラ状態の塩を布に入れて、口を縫う。
④できればカバーを付ける。塩モレ防止と湿気対策として。

作り方のポイントは、とにかく塩モレに注意すること。二重縫いをする、ミシンを使う等、各自工夫して塩モレを徹底的に防止してくださいね。

塩にほんの少しのアロマオイルやポプリ、お気に入りの香水などを混ぜておくと、ほんのり香ってより安眠効果が得られそうですね。湿気ないようにくれぐれもほんの少しの量だけを混ぜてくださいね。

 

熱帯夜の睡眠不足を解消!

塩まくら。こんな小さなグッズなのに、熱帯夜の悩みを一気に解消してくれるとても大きな味方です。安く簡単に自作できるところも魅力。

近年、夏の睡眠不足に悩む女子は増えていると言われます。ぜひ塩まくらを活用して、快適な夏を過ごしてくださいね。