2014.11.20
  • スキンケア

大人ニキビの治し方!できるだけ早く、安く、キレイに治したい!

アイキャッチ1

大人になってからのニキビは、多くの人の肌の悩ませています。
主にあごの線に沿ったあたりや口付近にできやすいです。10代の頃と違って再発しやすく、ニキビ跡やシミにもなる大人ニキビをケアするには、どうすればいいのでしょうか。
今回はその大人ニキビのスキンケア法を紹介します。

大人ニキビの特徴とは?

大人ニキビにはやっかいな特徴があります。

①根本的な解決ができていないと再発してしまう。
大人ニキビは、ターンオーバーが正常であったり、乾燥肌が改善されていたりと、肌の状態が整っていないと、毛穴に詰まったアクネ桿菌が炎症を起こし、ニキビが再発する可能性があります。

②ニキビ跡が残りやすい。
思春期と比べて肌の代謝が遅れているため、ニキビ自体は治ったとしても、色素沈着や凹凸などの跡になって残りやすいです。

この2つの特徴があるからこそ、大人ニキビを根治させることが重要です。

大人ニキビの原因は?

大人ニキビは肌のターンオーバー(新陳代謝)のリズムが崩れて、角質層がうまくはがれずに毛穴を塞ぐことでできてしまいます。

ターンオーバー
http://www.placentaya.com/
肌のターンオーバーの乱れの原因はいくつかあります。
ストレスによるホルモンバランスの乱れや、タバコ、寝不足や夜更かし、食生活の乱れなど、生活習慣が大きく影響します。大人になると増えてくる習慣ばかりです。そのため、大人ニキビが増えてきたと感じている人は、生活に気を遣わなければニキビは治りにくく、繰り返しできてしまいます。

間違った洗顔も大人ニキビの原因

毎日の洗顔が大人ニキビの原因を作ってしまっていることもあります。
肌の乾燥は大人ニキビの大きな原因です。肌が乾燥すると角質が厚く、堅くなるため、毛穴が詰まりやすくなります。また、乾燥時は肌を潤そうとしてしまい、皮脂の分泌が多くなってしまうという理由も挙げられます。

その乾燥を招くのは洗顔にあります。肌の汚れや皮脂を取り除くために肌を何度もこするような洗顔は不適切です。洗顔しすぎると、逆にニキビができやすくなります。
また、洗顔料に含まれる「界面活性剤」は必要以上に皮脂を洗い流すため、肌の水分の蒸発や乾燥を防いで肌を守ってくれる働きがある必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
乾燥した肌は失った皮脂を復元するため、余計に皮脂を分泌します。その結果、ニキビができやすくなります。

大人ニキビの治し方

できてしまった大人ニキビの治す方法には、内服薬、外用薬での治療や皮膚科や美容皮膚科での治療があります。

内服薬、外用薬などの薬品による治療

まずは薬品を使ったニキビ対策を紹介します。

外用薬

アクネ菌を取り除き炎症を抑えるため、赤いニキビの治療に用いる医薬品です。紹介している3つの抗生物質は、皮膚科などのクリニックで処方してもらうと良いでしょう。

レチノイド製剤

ディフィリンゲル
http://www.differin-gel.info/

ディフィリンゲルを始めとするレチノイド製剤は、角質を柔軟に保ち、角栓の発生を抑える薬品です。
まだ腫れていない白ニキビや黒ニキビに高い効果を発揮しますが、赤みや乾燥、痒みなどの副作用があるという難点があります。

硫黄製剤

イオウ・カンフルローション
http://model119.kireiblog.excite.co.jp/

角質を柔軟にし、さらに殺菌や皮脂の分泌を抑制するため、多くの市販薬に用いられています。治療効果は高くありませんが、ニキビに対して広く効果があります。

ダラシンTゲル1%

ダラシンTゲル1%
http://www.sato-seiyaku.co.jp/

ダラシンはアクネ菌などの菌を殺菌してくれる効果があり、赤みや痛みなどが引いていきます。ディフェリンゲルと併用して使用すると効果が高いと言われており、皮膚科などではディフェリンゲルと一緒に処方される場合が多いです。

内服薬

ニキビ治療で用いられる内服薬は皮脂の分泌を抑える薬や男性ホルモンの働きを抑制する薬などがあります。

ロアキュテイン(イソトレチノイン)

ロアキュテイン
http://www.otsuka-biyo.co.jp/

ロアキュテインは皮脂腺を委縮させ、皮脂の分泌を抑える内服薬になります。ロアキュテインは効果の高い薬ですが、4ヶ月程の内服が必要となり、長期にわたる治療となります。

アルダクトン

アルダクトン
http://www.otsuka-biyo.co.jp/

体の余分な水分を排出する作用がある薬で、様々な病気による浮腫みを改善する薬でしたが、アルドステロンという男性ホルモンの働きを抑制する効果があるため、ニキビの治療としても用いられるようになりました。

 

皮膚科での治療法

ニキビが気になる場合、皮膚科での治療も選択肢の一つです。皮膚科では内服薬、外用薬の処方以外にさまざまな治療法があります。

ホルモン治療

大人ニキビの原因となる男性ホルモン体質を改善するため、根本からの治療が可能です。

ピーリング

古い角質を除去するため、ターンオーバーによる再生を促します。ただし肌への負担があるため、炎症を起こしている肌や敏感肌への治療には注意が必要です。

局所注射

腫れたニキビにステロイド注射を行うため、即効性が高い治療法です。ただし再発率が高いため、一時的な治療法でもあります。

レーザー治療

クリニックでは様々な種類のレーザーが使われており、アクネ菌を死滅させることのできるレーザーや、皮脂の分泌を正常に戻し、肌質を改善するレーザーなどがあります。
ニキビの進行具合や肌質により、最適なレーザー機が異なるので、一度皮膚科に相談に行ってみるのも良いかもしれません。

面皰圧出

白ニキビに対して高い効果を発揮する治療法です。ニキビに溜まった皮脂を器具で取り除いていきます。

 

大人ニキビを予防するには

洗顔を見直す

大人ニキビをすぐに改善するのは難しいため、毎日の生活を見直すことが大切です。なかでも、乾燥の原因となる洗顔は改善しなければなりません。
洗顔は朝晩1回ずつの計2回に抑え、人肌ぐらいのぬるま湯を使ってこすらないように優しく洗ってください。洗顔後のタオルもこすらずに、肌の水分を取るように顔に押さえつけましょう。

毎日6時間以上の睡眠を取る

睡眠不足になるとホルモンバランスが乱れ肌のターンオーバーも低下します。その結果、大人ニキビになりやすい肌となります。
そのため、1日6時間以上の睡眠を取るようにして、ニキビのできにくい肌を保ちましょう。午後10時から午前2時の間に休む正しいリズムを守るのが理想です。

食事を見直す

食生活の乱れは大人ニキビの原因です。油分や刺激物は大人ニキビに悪影響を及ぼすため、控えるようにしましょう。
肌にいい栄養を紹介します。

ビタミンA

ビタミンAは肌の生まれ変わりの周期を正常にする働きがあります。肌の新陳代謝の周期を正しく保てば、美しい肌を作ることができます。ビタミンAは鶏のレバーやほうれん草に多く含まれています。

ビタミンB群

過剰な脂性肌になるのを防ぐため脂質代謝をケアしてくれるB2や、ターンオーバーを促進するB6など、ニキビ肌になりにくくなります。ビタミンB郡は豚レバーやニンニクなどに含まれています。

ビタミンC

メラニン色素が沈着するのを防ぎ、またコラーゲン生成を促成するため、ニキビ跡の改善につながります。
ビタミンCはブロッコリーやパプリカ、水菜などに多く含まれています

ビタミンE

ホルモンバランスを整え、毛穴詰まりを予防してニキビのできにくい肌を作ることができます。
ビタミンEはアーモンドやしそ、パプリカなどに多く含まれています。

 

化粧品を使ったニキビ予防

化粧品には大人ニキビ対策の基礎化粧品があります。

セラミド効果

大人ニキビには油分を抑えながら保湿することが大切なため、保湿効果の高いセラミドの含まれたものを使いましょう。

ビタミンC誘導体

皮脂や炎症を抑えるビタミンCの配合されたものでも、肌に浸透しやすい「ビタミンC誘導体」の形で配合されたものもオススメです。

 

まとめ:大人ニキビを治すには、迷わず皮膚科へ!生活習慣、食生活の見直しも忘れずに・・・

大人ニキビは長期的な治療が必要です。そのため、日々の生活を改善して、大人ニキビができにくい肌を作ることがとても大切です。
大人ニキビには紫外線対策も重要です。また、メイク時に油分の多いファンデーションを使うと毛穴をふさいでニキビの原因となるため、ベースメイクにはノンコスメドジェニックタイプのものを使うなど、メイクにも気を遣うようにしましょう

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