2015.08.05
  • ボディケア

多汗症は薬で治療できる!どんな薬が効果的なの??

多汗症
多汗症は文字通りに多く汗をかく症状になります。それだけならば健康的だと思いがちですが多汗症の場合は少し違ってきます。

汗で本がふやけてしまったり、パソコンが汗で壊れてしまう、というほどの人もいますし、いつも手が湿っている。などという人まで様々です。

汗はかいて当然のものですがあまりにひどい場合は医師の診断を受けてみて多汗症なのかどうかの判断を仰いでもいいでしょう。

>>>【多汗症は手術で治るの?手術方法と気をつけるポイントについて】

今回はお薬で多汗症に対処する方法をご紹介します。

その前に、まず自分の汗に関して考えてみましょう。

多汗症とワキガの関連性

あなたの汗のお悩みは、汗の量が多いことですか?または汗が原因でワキガ等の症状に悩まされていることでしょうか?

多汗症の人が気にするのは「汗の臭い」が最も多く、ワキガとの関連もあります。ワキガの臭いの原因はアポクリン線ですが、汗腺が特に多いのが脇になり臭いをひき越しやすくなります。

ワキガの人は汗腺がおおいので多汗症であることも多く、多汗症とワキガの二つの臭いを引き起こす場合もあります。脇に特に多く汗をかく場合は一度きちんとした診断を受けてみるのもいいかもしれません。

ただ、多汗症=ワキガではありません。汗腺が多く多汗症の人もいればストレスで汗を多くかいてしまう人も珍しくはありません。

どちらも「汗を多くかく」というのが共通なのでしっかりと調べてケアしていくことが大事になります。

多汗症の治療とは

多汗症の原因は体質として汗腺が多いものと精神的なものがあります。精神的な物の時は心身療法などになりますが。体質的な物の時は薬物療法になります。

薬物療法と聞くと怖いイメージが付きがちですがそんなこともなく、制汗スプレーを吹き付けることも立派な薬物療法と考えてもいいでしょう。

制汗スプレーなどは使用する際に多汗症を治療するのではなく汗を止めたい、止めるためのものであることを念頭に置いておきましょう。

では、多汗症の薬物療法とはどんなものになるのか?になります。

多汗症に効く内服薬

内服薬は当然医師の診断のもとに処方されるものになります。これは専門医の処方になりますがほかには漢方薬、インターネットで買える処方薬なども入ってきます。

病院などでも処方される「プロバンサイン」はインターネットも購入できますが、できるだけ医師の処方で購入するようにし、本当に時間の無いときにネット通販を利用する、という形のほうがいいでしょう。

漢方薬で多汗症に効果のあるもの

多汗症には東洋医学にあたる漢方薬も効果があるとされています。漢方薬は自然にあるものを組み合わせていくものなので効果は一概にはっきり言えない面はありますが、危ないものはとりたくないという面ではお勧めになります。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)などは多汗症でよく処方されるものであり、貧血などにも効果があるので血行をよくした人にもお勧めです。また、ホルモンバランスの調整効果もあります。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)などは緊張で汗を多くかく人に処方されることが多いです。ですがこちらは胃腸が丈夫な人向けともいえます。

漢方薬もメリットデメリットを押させて処方してもらうのがいいでしょう。

市販薬で多汗症に効果のあるもの

昨今ではドラッグストアの進出も目覚ましく、市販薬やジェネリック医薬品などでも優秀なものが増えてきました。

時間的な問題で医師にかかることができない人にとってはドラッグストアはまさに救世主的な場所でもあります。

完治、治療ではなくドラッグストアにあるもので多汗症に効果があるのはやはり「制汗スプレー」であり、緊張から来る汗を止める、という考えからならば「デパス」なども優秀と言えるでしょう。

プロバンサインはどんな薬なの?

プロバンサインは日本で唯一多汗症に効果があると認定されている薬品になります。通常は医師の処方になりますが、「多汗症」「薬」などで検索するとプロバンサインは通販もできるという記述が目につくことも多いでしょう。

プロバンサインは通販サイトを利用するか個人輸入での購入になります。なので、個人輸入はちょっと怖い、という場合は通販サイトを利用することになります。

プロバンサインのメリット

プロバンサインはアセチルコリンという物資の働きを抑え、消化器官の異常に作用させるものです。生理的な体内分泌を押さえる、という面から多汗症にも有効として医師が処方してくれます。

効果は服用して1時間ほどで全身の汗を止めてくれるので使い方を考えればとても便利なものです。

プロバンサインのデメリット

ですが、プロバンサインは副作用もあります。口の渇きやめまい、眠気などから頭痛、便秘などまで幅広く特に口の渇きは多く、汗のきになる夏場に使用する際には注意が必要です。

汗を止めるということは体温を調節できずに上昇させるので熱中症に注意が必要になります。

プロバンサインを選ぶ際には・・・

プロバンサインは医薬品です。個人でも購入できますが、使用方法をよく守らなければ大きなデメリットにつながります。

自己判断で飲む回数や量を変えることは予期せぬ副作用を引き起こしてしまう原因になります。

処方指導に従って服用するようにし、副作用も少なく不快な汗もしっかりと止めるようにしていきましょう。

まとめ 汗のお悩みはさまざまな薬で対処できる

いかがでしたでしょうか。

汗のお悩みに対して、様々な効果を持ったお薬が現在ではあります。
知らなかった人も多いのではないでしょうか?

しかし、自分の汗の悩みについて、わからないこともあるかと思います。そのにおいの原因は汗なのか、それともまた別のものなのか。

勝手に多汗症が原因と決めつけて、対処をしてもにおいが治らないこともあります。なので、まずは一度医師の診断を受けてみることをおすすめします。

自分に合ったお薬を処方して、多汗症のお悩みとさよならしてくださいね。

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