2014.09.08
  • ボディケア

日焼け止めの効果徹底比較!人体実験しちゃいました。

ちなみに1週間後

1週間後
左がPA数値の違い、右が種類の違いです。
うっすらと確認できるのではないでしょうか!
肉眼で確認してみると日焼け止めを塗ったところと塗っていないところの違いがはっきり分かります。
しかし、見解は変わらず、5時間では数値や種類の違いは見られませんでした。

正しい日焼け止めを選ぶには

実験による効果の違いが見られなかったので、改めて数値の違いを説明いたします。
みなさん、日焼け止めに書いてある【SPF】と【PA】について、効果の違いをご存知ですが?最近は解説している美容サイトも多く、ご存知かと思いますが、もう一度詳しく説明していきます。

太陽からの光の種類

まずは太陽からの光の種類について。
太陽光線には下記の3つの種類があります。

【赤外線】・【可視光線】・【紫外線】

この3つは波長により種類が異なりますが、肌に大きな影響を与える【紫外線】の中にも3種類あり、波長が短いものほど肌に大きな影響を与えます。

・紫外線A(UVA)(320~400nm)
PAで防ぐことができる紫外線ですが、夏に限らず通年で照射されています。
真皮層まで届く紫外線で、活性酸素を作り出す働きを持っており、活性酸素が必要以上に増えてしまうと、コラーゲンやエラスチンを破壊、しわやたるみの原因となってしまいます。

・紫外線B(UVB)(290~320nm)
SPFで防ぐことができ、夏のみに照射され、肌が黒くなる、いわゆる日焼けの症状を引き起こします。
表皮までしか届きませんが、メラニンを作り出し、色素沈着を起こしましまい、シミやそばかす、乾燥の原因となってしまいます。

・紫外線C(UVC)(200~290nm)
紫外線Cは波長が短く、オゾン層に吸収され、地球までは届かないと言われている紫外線ですが、最も有害性が高く、皮膚癌の原因になります。

PA&SPF数値の選び方

太陽が3種類の光を出すということを踏まえて、説明します。

PAとは、Protection Grade of UVAの略称で紫外線Aを防ぐ働きを持っています。
現在、日本ではPA++~PA++++までの4段階が販売されています。通常の日焼け止めですとPAが強いほど、肌への負担も高くなると言われています。

SPFは、Sun Protection Factorの略称で、紫外線Bを防ぐ働きを持っています。
SPFは紫外線を浴びてから、日焼けをしてしまうまでの時間を遅らせる効果があります。その時間は、人によって個人差がありますが、約15分~20分といわれており、SPF50であれば、その時間を50倍遅らせることができるというものです。

日焼け止めは、肌への刺激を加味して考えるとまさにTPOに合わせて使い分けるのがベストです。

・晴天の日に長時間、屋外でスポーツやレジャーなどを楽しむ場合
PA +++ ~++++/SPF 50
・スポーツや通勤、散歩などにより屋外で1~2時間過ごす場合
PA ++~+++/SPF 20~30
・ごみ捨てやちょっとした買い物、洗濯物を干す場合など
PA ++/SPF 20http://r-yakuzaishi.net/blog/%E7%B4%AB%E5%A4%96%E7%B7%9A%E5%AF%BE%E7%AD%96/
薬剤師ネット 公式ブログより

 

日焼け止めの刺激が気になる方へ

日焼け止めの主成分である紫外線吸収剤は肌への負荷が高いですが、紫外線防止効果が高く、伸びや使用感が良い、白くならないなどのメリットがあるので、自分で肌に合うか確かめてみて、荒れてしまうようであれば、紫外線吸収剤不使用(フリー)の製品を使うことがベターです。

まとめ:5時間では日焼け止めの差は見られなかったけど、TPOに応じて日焼け止めを選ぶべき

5時間の日焼け止め実験では、数値による差は見られませんでしたが、TPOに応じて日焼け止めは変える事が必要です。
また、日焼け止めの種類も効果に差はないので、自分の好きな種類を使うと良いと思います。

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