2015.07.02
  • ボディケア

日焼けをしている人は脱毛ができないってホント?

アイキャッチ

脱毛サロンや脱毛クリニックでは、日焼けをしている人への光脱毛、レーザー脱毛を断っているそうです。

なぜでしょう?
すでに日焼けしてしまっている人は、ちょっと困りますよね…

ここでは、日焼けしたままで脱毛した場合に、どんな影響があるのかを説明します。

そもそも光脱毛、レーザー脱毛とは?

日焼けの話の前に、まずはサロンで行われている光脱毛、クリニックで行われているレーザー脱毛について、ちょっとだけ基礎知識をおさらい。

まず、サロンの光脱毛とクリニックのレーザー脱毛、厳密に言えば効果などに色々違いがあるのですが、原理としては、「黒いものにレーザーが反応して照射」される点で共通しています。

肌の表面の黒い部分と言えば、毛や毛根、あるいはホクロ。これらを脱毛機器が見つけると、自動的に光やレーザーが発射される仕組みになっています。

ということは、日焼けをしていると、毛や毛根に加えて、肌それ自体も「黒いもの」になってしまいます。

日焼けした肌にレーザーをするとどうなってしまう?

上記の内容を前提に、日焼けした肌への脱毛施術の影響をいくつか見てみましょう。

脱毛効果が小さくなる

レーザーは黒いものに反応して照射されますので、日焼けした肌にも反応してしまいます。
毛根を破壊するほどの強いレーザーが肌に照射されるわけですから、場合によっては、ヤケドのリスクがあります。

ヤケドを避けるためには、レーザーの出力を、あらかじめ弱く設定しておく方法がありますが、そうすると今度は、脱毛効果が小さくなってしまいます。

脱毛したものの、ヤケドで肌がボロボロになってしまっては大変です。
ヤケドを避けるためにレーザーのパワーを弱くしてしまっては、脱毛クリニックに通う意味がありません。

日焼けした肌にレーザーをしても、満足のいく脱毛効果は得られないのです。

副作用のリスクがある~毛嚢炎~

仮にレーザーのパワーを弱くして施術をした場合、または、もとからパワーの弱いサロンでの光脱毛で施術をした場合、ヤケドのリスクは少し低くなるものの、今度は毛嚢炎(もうのうえん)のリスクが生じます。

毛嚢炎とは、毛穴のバリア機能が弱くなって炎症が起きてしまう症状のこと。日焼けという性質上、かなり広い範囲で毛嚢炎が生じる可能性もあります。

軽い毛嚢炎であれば軟膏などで簡単に治るのですが、症状が重く広範囲にわたる毛嚢炎の場合は、治療も少々やっかい。引き続きレーザー脱毛、などということはできなくなってしまいます。

レーザー脱毛の副作用について詳しくはこちら>>

施術するときの痛みが強くなる

日焼けしていない肌でも、レーザーや光が照射される瞬間、痛みを感じます。
まして、日焼けしている状態では、肌全体にレーザーが照射されまくり。広範囲でかなり痛い思いをすることでしょう。

ちなみに、白い肌にレーザー脱毛をする場合でも、痛みに耐えられずに麻酔を使用することがあります。黒い肌にレーザーを照射したときの痛みは…、想像することができません。

危険ですので、必ず日焼けをしているときは担当のスタッフにお伝えください。

まとめ ~日焼けしている場合は脱毛できません~

以上からもお分かりのとおり、日焼けしている人は、脱毛サロンでも脱毛クリニックでも、リスクが高すぎるために、申し込みを受け付けておりません

したがって、日焼けしていても大丈夫、と宣伝しているところは、光脱毛やレーザー脱毛ではない施術を行っているか、もしくは、怪しい業者ということになります。

真夏の海岸で、ムダ毛のないピカピカの肌…。あこがれるのは分かりますが、日焼けしてしまってからでは手遅れ。残念ながら、レーザー脱毛は先延ばしになってしまうかもしれません。

日焼けをしたあとに脱毛に行き、断られるのは仕方ありませんが、脱毛のコース期間の中で日焼けをしてしまうと、もったいないことになってしまいます。施術が受けられなくなってしまいますからね。

なので、コースの有効期限は長いほうがお得です。脱毛を選ぶ際には、そういったところもしっかりチェックしておきましょう!

ただし、どのくらいの日焼けレベルがダメなのかは、自分では分からないもの。
もとから色黒の人でもレーザー脱毛を行えるわけですから、多少の日焼けであれば許容範囲です。

自己判断せずに、まずは一度、クリニックに相談してみてくださいね。

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