2016.10.04
  • スキンケア

最後は医者頼み!皮膚科で処方してもらえるいろいろなにきびの薬

病院でもらえるニキビ薬

もう市販のスキンケア商品や薬ではどうにもならない・・・

市販のいろいろなニキビ薬を試してみたけれども、あまり効果がない!という方。最後は医者頼みです。皮膚科でニキビ薬を処方してもらって直すしかありません。

ここでは、皮膚科で処方してもらえる代表的なニキビ治療薬を紹介します。
皮膚科に行けば、どこでも同じ薬を処方してくれるわけではありませんが、
これから皮膚科に通う予定の方も、すでに皮膚科に通っている方も、薬に関する知識をおさらいしておきましょう。

抗生物質系のニキビ治療薬

<代表的な薬>
ミノマイシン(飲み薬)、ダラシンT(塗り薬)、アクアチム(塗り薬)

http://nikibi-zero.jp/?p=1028

これらの薬は、すべて抗生物質です。抗生物質の働きは、菌をおさえること。ニキビの主な原因はアクネ菌という菌なので、抗生物質の殺菌力でニキビを改善させることができます。

ただ、抗生物質には即効性はあるのですが、そもそものニキビの原因(皮脂の分泌や体質など)を変えるわけではありません。したがって、治ったと思って使用を中止するとまたニキビが出てくることもあります。

逆に長期間使い続けると「耐性菌」という新たな菌が生まれてしまい、ニキビ改善効果がだんだん薄れてきますので、ニキビが治ったと思ったらすぐに使用を中止しましょう。

抗炎症剤系のニキビ治療薬

<代表的な薬>
ブルフェン(飲み薬)、スタデルム(塗り薬)

http://nikibiwonaosu.com

これらの薬は、抗炎症剤と呼ばれるタイプのものです。文字どおり、炎症を抑える薬ということです。ニキビはアクネ菌などによって炎症が現れた症状。この炎症を鎮める効果があるので、見た目的にはニキビが早く改善します。

ただし、こちらも抗生物質と同じで対症療法。つまり根本的な原因を治療する薬ではないので、使用をやめるとニキビが再発する可能性があります。

皮脂分泌抑制剤系のニキビ治療薬

<代表的な薬>
ビタミンB2(飲み薬)、ビタミンB6(飲み薬)、ビタミンC(飲み薬)、メサルモン-F(飲み薬)、イオウ・カンフルローション(塗り薬)、ディフェリンゲル(塗り薬)

http://www.sazan-clinic.jp/?p=350

これらの薬はすべて皮脂の分泌をおさえるもの。ニキビのふくらみの中には皮脂がつまっているので、その分泌をおさえればニキビの発生を防ぐことができる、という発想です。

メサルモン-Fは低用量ピルの分類。ホルモンバランスの乱れが原因のニキビの場合は、こちらの薬が効果的です。

とくにアゴ周りのニキビが増えてきた場合は、ホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの比率が多くなっていると考えられます。その場合は、さまざまなニキビ治療薬を試すよりも低用量ピルを飲んだほうが治りが早いこともあります。
またイオウ・カンフルローションは脱脂作用(たまった皮脂を外に出してくれる作用)があるため、古くからニキビ治療薬として利用されています。

ディフェリンゲルもまた皮脂を外に出す働きを持つ薬。毛穴の詰まりを開放して、皮脂を外にスムーズに出してくれる薬です。かつては美容皮膚科で処方していた高価な薬でしたが、2008年から保険適用となり安く手に入るようになりました。

なおビタミン剤は、ドラッグストアで購入するとサプリメントですが、病院で処方されると薬です。どちらも効能に大きな違いはありませんが、病院で処方されると保険が効くので格安で手に入ります。

過酸化ベンゾイル系のニキビ治療薬

<代表的な薬>
ベピオゲル(塗り薬)、デュアック配合ゲル(塗り薬)

http://www.nikibido.com
殺菌効果、抗炎症効果、皮脂抑制効果など多面的な方向からニキビにアプローチする薬。過酸化ベンゾイルという画期的な成分を配合した薬で、2015年4月から保険適用されました。

過酸化ベンゾイルを配合したニキビ治療薬は、海外では一般的ですが、日本ではまだ新薬の部類。ニキビにとても効くと評判です。

顔に塗ると、最初は赤く腫れたようになり、強いかゆみも伴います。このような強い副作用が生じますので過酸化ベンゾイル系のニキビ治療薬を使う場合には、一週間ほどのダウンタイムを考慮し長期休暇をとるなどの対策を考えておいたほうが良いかも知れません。

これらの副作用に約1週間ほどがまんをすると、その後古い角質(皮膚)が乾燥してめくれ、肌が生まれ変わったようにキレイになります。

低用量ピル

<代表的な薬>
マーベロン、オーソM、トリキュラー

http://akimoto-yakkyoku.jp
メサルモン-Fのところでも触れましたが、ストレスが原因のために肌を清潔に保っても薬を塗っても治らないニキビにはホルモンバランスの乱れが関係しています。低用量ピルでホルモンの量を調節してあげると治らなかったニキビが突然治るということもあるようです。つまり根本的なニキビの治療が出来ます。

低用量ピルは産婦人科で診察を受けると買うことが出来ます。病院に行く際は直近数ヶ月の生理の記録を聞かれると思うので確認してから病院に向かうといいでしょう。

保険が効かないので、診察代を入れて一月3,000円~4,000円かかってしまうのですが、長いあいだ治らないニキビで悩んでいるのなら数ヶ月でも試してみる価値はあると思います。

将来のキレイなお肌のためにもニキビは絶対に治療しておくべき

ニキビは、治療せずに放置すると、一生跡が残ってしまうこともあります。実際、美容皮膚科には、若い頃のニキビ跡の治療をする患者さんがたくさん通院しています。
ドラッグストアで購入した薬やスキンケア商品ではぜんぜん効き目がなかったという方は、将来のキレイなお肌のためにも、ぜひ一度皮膚科や美容皮膚科に相談に行ってみてくださいね。最後にニキビ治療をしているおすすめの美容クリニックをご紹介いたしますね。

東京イセアクリニックのにきび治療